ゆっくり、どっしり、規則正しく。

こんにちは！6月になりましたが、もうすっかり初夏の風ですね。
先日、梅酒づくりに挑戦してみました。

スーパーできれいな緑色の青梅がどっさり並んでいたのを見て、「あ、作ろう。」と思い立って。
4月は立派なタケノコが店頭に並んでいて　思わず手に取りました。
旬のものをいただくって、幸せですよね。

少し前まで時間的にも忙しく、自分の心に余裕がなかった時は、全く関係を断ち切っていたものたち。
視界に入ってきても、まさか「梅を漬ける」「たけのこを炊く」なんていう選択肢はなかった。

自然は毎年ほぼ同じリズムでサイクルを繰り返しています。当たり前のように。確実に。
焦って、取り乱して、自らサイクルを狂わせているのはあんたたちだけだよ、って聞こえてくるようです。

ゆったり、どっしり安定していて、規則正しいリズム。
実は私たちの中にもそのリズムがあるということ、ヨガが気づかせてくれます。

私のヨガのクラスでは、あまりアーサナ（ポーズ）を次から次へとすばやく行うというよりは、一つ一つのアーサナをじっくり味わってもらうように心がけています。
はやすぎると、次のアーサナに移ることばかりに意識がいき、呼吸への意識が薄れてしまったり、そのアーサナをしている時の身体と心に向き合う時間を奪ってしまうようで、もったいないなと思ってしまうのです。

梅酒は、最低でも3か月待たないと飲めません。色々なレシピを見てみましたがそんな風に書いてあります。
本当は1年以上経ったものが熟成されて美味しいのだそう。
ヨガの練習も、同じではないでしょうか。
焦らず、じっくり、変化を楽しもう。

イシコカナコ