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2016-06-10

現代人はリラックスが苦手?

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こんにちは!

最近クラスを開催していて感じることがあります。

それは、力を抜く、リラックスするということが意外と難しいのだということ。



チャイルドポーズなどのお休みの姿勢であっても、

本人が気づかないうちに身体の一部にこわばりがあったり、

往々にして呼吸が非常に浅い。



そんな時は、精神的にどこか緊張しているのだと思います。


「今ここ」から離れてしまった現代人

最近電車に乗ると、同じ車両に座っている人のざっと9割がスマホをいじっているという光景が当たり前になっています。

一歩引いて客観的に見てみると、面白いものですね。

ひと昔前なら、寝ているか新聞や文庫本を読んでいるという光景だったでしょう。



いつでもどこからでもアクセスできるというのは、いい面もありますが、弊害もありますね。

私も営業の仕事をしている時は、電車での移動の間も、ノートパソコンを広げてメールを打っていました。



「息つく暇もない」とは、「呼吸をする暇もないほど忙しい」、「次から次へと休みなく」という意味ですが、まさにそんな状態ではないでしょうか。



常に目を酷使し、マインドはずっと過活動な状態。



アーユルヴェーダでいう「ヴァータ」のバランスが乱れている状態です。



今は、情報へのアクセスがあまりにも簡単になったことで、最低限のコミュニケーション(メールの返信など)以外に、本当に必要な情報以外の大量の情報に振り回されやすい時代でもあると思います。



たとえば今、窓の外で美しい夕焼けが空を染めていても、それをライブで見ている人はどれほどいるでしょうか。

「今ここ」で起こっている本当のリアル(現実)から遠ざかっているようで、もったいないですね。


選択的であるということ

最近は、電車の中でもどうしても必要な時以外はスマホを見ず、代わりに小説を読んだり、窓の外の景色を眺めたりといった時間を過ごすように心がけています。

目を閉じて呼吸法の練習をしてみるのもおすすめですよ。



夜寝るときはベッドにスマホを持ち込まない、など。

スマホにコントロールされずに、スマホの使い方をちゃんとコントロールできるように。



何に対しても私たちは選択的でありたいものです。


おすすめのリラクゼーション法

そこで、私がおすすめのリラクゼーション法の一つが、夜のクラスでよくとり入れている「ヨガニードラ」です。

ヨガニードラは、仰向けの姿勢で行う「究極のリラクゼーション法」と呼ばれているヨガのアプローチの一つです。

身体だけでなく、呼吸、エネルギー、感情や思考のレベルに及んでいる無意識の緊張状態を積極的に緩めていきます。

ヨガニードラの最中は、寝ている状態と起きている状態の間を漂いながら、意識の深いレベルで癒しと回復が起こっていきます。



いつも何かしていないと落ち着かない方、頑張り屋さん、夜眠れない方、ストレスを溜め込みやすい方はもちろんのこと、自覚症状がない方も含め、すべての方におすすめです。



ストレスが慢性化している方ほど、それに気づけなかったりするので、意識的にリラックスの練習をとり入れることをおすすめします。



心が軽くなりスッキリするので、ぜひ一度体験してみてくださいね。

イシコカナコ

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