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2017-06-24

いのちのこと



昨日、小林麻央さんの逝去をニュースで知りました。

私と一つしか歳が違わない女性が、乳がんと闘い、旅立たれたこと
他人事にはとても思えず、ショックが大きくて
しばし呆然としてしまいました。

夫である海老蔵さんの会見で
麻央さんが「亡くなった」ではなく
「旅立った」とおっしゃっていたことや
「麻央は今も皆さんのそばにいると思います。」

その言葉を聞いて
人は身体という目に見える形だけで存在しているのではないのだな、ということを改めて思いました。

コップの中に入っている水が
蒸発して 雲になり やがて雨となって大地に降りそそぎ 川となって また私たちの元に帰ってくるように

あらゆるものは姿形を変えて存在し
いのちには生も死もない

こんな話を最近本で読みました。
ヴェトナム出身のティク・ナット・ハンという大変有名なお坊さんの書かれた本です。

いのちに対するこの見方
特に大切な人を亡くし、悲しみに暮れていたたくさんの方が救われたのではないでしょうか。

私も、この世で身体という形をなくしたその人の魂は きっと大切な人のそばにいつも寄り添って、見守っていると信じています。

梨園の妻であり、二児の母であり、また一人の女性であり、
家族や周りの人を愛し、たくさんの人を勇気付けた麻央さん。
今は身体の痛みから解放され、穏やかな笑顔で休まれていることを祈ります。
その存在の放つ光は、ずっと私たちの心の中に生きています。

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