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2017-07-17

初めてでもヨガを楽しむ・続けるための10のポイント!(後編)




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06. ポーズは力むのではなく弛緩法であるということ

慣れないうちは、多くの方が不必要なところに力が入ってしまいがちです。

特に顔から肩にかけて緊張しやすいので、この辺りは無意識に緊張しやすいと覚えておくといいでしょう。

気づいたら、表情筋をゆるめ、肩の筋肉をお尻の方に下ろすように意識します。

ヨガのポーズは積極的な弛緩法と言って良いのではないでしょうか。

(人から受けるマッサージなどは受動的な弛緩法、と言えるでしょう。)

ヨガでは、「頑張る」という表現は少し不向きかなと感じます。

「頑張る」というと、どうしても歯を食いしばって、しんどいことに耐えるようなイメージもあるかと思います。

もちろん、ポーズによっては片脚でバランスをとったり、腕で全身を支えるようなポーズがあり、その時身体のどこかはアクティブに働いています。
しかし、全身がカチコチに緊張しているのとは違い、身体のどこかはリラックスしていて、何より、呼吸がリラックスしていればマインドはどんなポーズをとっていても穏やかさを保っています。

ぜひ、眉間の間にシワを寄せず、肩の力を抜いて取り組んでみてくださいね。

07. あるがままを受け入れる

初めてヨガ教室に行くと、周りの人が自分より身体が柔らか”そうに見えた”り、ポーズが上手にできている”ように見えて”劣等感を感じることがあるかもしれません。

でも、覚えていてください。

ヨガは、人と比べません。

私がヨガを好きになったのも、スポーツなどと違って人と競い合うのではなく、深く自分を見つめるというところに惹かれたからです。

まずは自分自身をよく知り、あるがままを受容するスタンスが大切だと思います。

身体が硬くたって悪いことではありません。

どこがどれくらい硬いのか、痛みはどのあたりに感じるのか、まずは自分の身体ともっと親しみましょう。

競争社会の中で生きていると、常に人と比べることが当たり前になってしまいますが、限定的なものさしで自分の価値を決めてしまうのは残念です。

特に自己否定的な考えの癖があったり、自分のことがあまり好きになれない方は、ヨガの練習を通して、今あるものに感謝(サントーシャ)し、あるがままを愛おしむ自己肯定感を育んでいきましょう。

08. できないことを楽しむ

人は、大人になるにつれて、無意識のうちに、「できないこと」をネガティブなものとして認識するようになります。

初めて取り組む時、やったことがないのだからできないのは当たり前だし、できないことは、悪いことではありません。

「できない=ダメだ、恥ずかしい、もういやだ」

というネガティブな思考が働いてしまいそうになったら、「今日できなくたっていいや。(そもそもヨガはできる、できないではないのだから。)また次挑戦しよう」というポジティブなマインドに切り替えていきましょう。

ワクワクしながら新しいことに向き合っていた子ども時代を少し思い出してみましょう。

やったことがないこと、できないことがあるのは、これからトライする楽しみが残っているということ。

そんなスタンスで、楽しく練習を続けていただけたら幸いです。

09. 静かで広い完璧な場所じゃないとヨガができないと決めつけないこと

ヨガはスタジオに行ってクラスを受けることが全てではありません。

どんな場所でもヨガは練習できます。


とはいっても、家ではちょっと厳しい、と感じますか?

スタジオのような広くて静かで、道具も完璧に揃っているような場所じゃないと集中できないと思わず、今ある環境の中で工夫してみましょう。

すごく良い環境とは言えないけれど、自宅で一人になれる場所がないなら、トイレの中で腹式呼吸を練習することだってできるし、ダイニングテーブルに手をついて腰を伸ばすハーフ・ダウンドッグ(下向きの犬のポーズ)だって簡単です。


1日に1回、簡単なことでも気持ち良いと感じることを自分にプレゼントしましょう。

1時間やらないとちゃんとした練習じゃないと決めつけず、できる環境の中で1日10分、ヨガ的な時間を作ることはとても意味のあることだと思いますよ。

10. ヨガはあなたの人生に寄り添うもの

他のスポーツと違って、ヨガには年齢制限はありません。

一生かけて深めていくことのできる長い旅のようなものだと私は思っています。

身体は年齢や、女性であれば出産や更年期を境に大きく変わります。

人によって、その時に必要なヨガのあり方も当然変わっていくと思うのです。


陽の要素が強いアクティブなヨガばかり練習していたけれど、陰の要素が強いヨガも良いと思うようになったり。

前まで瞑想は苦手だと思っていたけれど、ヨガの練習を続けていくうちに一番リラックスできる方法になったり。

インストラクターはその時できる最善のヨガクラスをしようと努めますが、

人によっては効果を感じなかったり合わないと感じる場合もあるかと思います。

私にもそんな経験がありますが、今から振り返ると、自分の未熟さゆえのことだったのかな、と思ったりします。

色々なスタイルのヨガを試して、今の自分にしっくりくるものを選ぶのも良いですね。

ヨガが、あなたの人生に寄り添い、人生をより豊かにするツールとなりますように。


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いかがでしたか?

ヨガに対するイメージは少し変わりましたか?

難しいと決めつけず、ぜひ気楽な気持ちで始めてくださいね。

ヨガの練習がなかなか続かないという方も、ぜひ長い目で、今できることをご自身のライフスタイルに合わせて続けてみてくださいね。

Namaste!

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