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2018-07-04

世界を知ること、祈ること



先日、恵比寿にある東京都写真美術館で開催されている「世界報道写真展2018」に行ってきました。
毎年この時期、旦那さんと見に行くのを恒例行事としているのですが、今年も行って本当によかった…。
世界で起こっている切実な「今」を切り取った写真、また福島の帰宅困難区域の様子を記録した映像も、心に留めておきたい貴重なものでした。

ここに来るといつも目が覚めるというか。
世界で起こっていること、もちろん日本で起こっていることも含めて 本当に知るべき現実とちゃんと向き合えているだろうか、と自分自身に問いかけざるを得ません。

8月5日まで開催しているようなので、興味のある方はぜひ行ってみてくださいね。


尊敬するティク・ナット・ハン氏の著書 『仏の教え ビーイング・ピース』より

瞑想は、みずからの体、感情、心、さらには世界で、何が起こっているかを、はっきりと知ることです。

毎日、4万人の子供たちが、飢餓で死んでいます。 超大国が、今や5万発以上の核弾頭をそなえています。 これは、私たちの惑星を何度も破壊するに足るほどのものです。
一方では、日の出は美しく、今朝、壁ぎわに咲き開いたバラの花は、奇跡そのものです。
人生は、とても嫌なものであるとともに、素晴らしいものです。

瞑想を行うということは、この両面とかかわることです。

「ヨガ」という言葉は、語源をたどると「繋がる」「統合する」という意味があります。
自分自身の内側の静けさや神聖さと繋がるという意味、
それから
自分とより大きな存在-「社会」「自然界」「宇宙」と繋がる
という2つの意味があると思います。

地球の反対側にあるアマゾンの森林破壊の進行は、自分とは関係ないことだと言い切ることができるでしょうか。

ヨガでは
全ては繋がっていて
「私」はその「全体」の中の一部であり
生かされている存在であると考えます。

たとえ自分の力ではどうすることもできないことだって、 ただ静かに座り、祈ることを過小評価してはいけないと思うんです。

今日も、私たちに与えられた大切な1日を過ごしましょう。
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