toggle
2019-02-08

ヨガと非暴力な「食」




今日は友人と西小山にある大好きな「エジプト塩食堂」でランチをしました。

(「エジプト塩食堂」について 詳しくはこちらのブログでご紹介しています。)

月に数日しかオープンしないので、タイミングが合えばとってもラッキー。

生産者さんから仕入れた季節ごとの旬のお野菜を中心に、お肉やお魚も少し。

毎回違ったメニューが楽しみで。

食材を最大限生かし、心を込めて作られたお料理は体も心も満たされます。

(トップの写真は、「紅くるり大根のすり流し」 美味!)


さて 世の中には

肉も魚も野菜もなんでも食べる人

宗教上の理由で、豚肉や牛肉などを食べない人

卵や乳製品はとる「ベジタリアン」

完全に動物性食品を食べない「ヴィーガン」

フルーツしか食べない「フルータリアン」

などなど

様々な食のスタイルをとっている人が存在しています。

生まれ育った食文化や家庭環境や宗教

その地域で手に入る食材

様々な要因が影響していますよね。

ヨガでは伝統的に菜食主義を勧めていて

実際、私の周りのヨガをする人の中にはベジタリアンやビーガンの人もたくさんいます。

私自身はなんでも食べるのですが(武蔵小山の「とんかつ たいよう」さんも大好きですし…)、疲れている時や胃腸の調子が悪い時は肉を避けて消化の良いものを食べたり、外食でベジタリアンメニューを選択をする日もあります。


日本は海外に比べてベジタリアンやビーガン対応のレストランが少なく、遅れていると言われていますが、東京は比較的そういったお店が最近増えてきているように思います。

先日、お世話になっているヨガの先生から恵比寿にある「ファラフェル・ブラザーズ」というビーガンレストランを教えてもらい、行ってみました。大好物のファラフェル(ひよこ豆をすりつぶして揚げたコロッケのようなもの)のピタサンドがとってもおいしく、ビーガンスイーツも魅力的でした。

インドのリシケシに滞在していた時にも思いましたが、動物性のものを使っていなくても、スパイス使いや調理の工夫次第で、すごくおいしいし満足感があるんですよね。


1月30日に放送された「未来世紀ジパング」で

「世界で拡大中!ベジタリアンフード」
というテーマが扱われていました。

ショッキングだったのは、フランスではビーガン(完全菜食主義者)が過激化し、精肉店を襲撃したり、街中で血みどろの食卓シーンを演じたり、中には食肉処理場に火をつけるという事件までも起こっているということ。

とても悲しい気持ちになりました。


菜食主義をとる人の根底にあるのは元々「非暴力」の精神だと思います。

ヨガではアヒムサ/Ahimsaと言います。

不殺生、つまり他の生き物の命を粗末にしないこと。

他人にも自分に対しても暴力的な行動・言葉・思考を慎むこと。

精肉店を襲ったり、肉を食べる人たちを非難する排他的な言動や思考は、動物の命を守るという意味ではアヒムサな生き方かもしれませんが、周りの人たちを傷つけているという意味では、どうなのでしょう。



食べることは生きること。

何を食べるか、どう食べるかというのはとても大切なことで

誰でも自分に合った「食」を自由に選ぶ権利があると思うのです。

私が心がけているのはこんなことです。

肉も魚も野菜も全てに感謝しながら食べること

その時の自分に合ったものを体の声を聞いて食べること

適切な量を食べ、なるべく食材を無駄にしないこと

みんながハッピーになる、そんな食のあり方が実現したらいいなと思います。

関連記事