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2017-01-26

自分らしくあるということ



『Glee』というアメリカのテレビドラマをご存知でしょうか?
私、実は数年前から大ファンで、
ファイナルシーズンまで全部見てしまいました。

高校のグリークラブ(チームで歌いながら踊り、
パフォーマンスを磨く部活動)を舞台とした
ストーリーなのですが、メンバーの構成は
さすがアメリカという感じで、
みんなとても個性的で、
それがまた、とってもおもしろいのです。

最初は分かり合えるはずがないと思っていた生徒たち
が、肌の色、人種、宗教、性別などの違い
を乗り越えて一丸となり、
歌とダンスで友情を深めていきます。
皆がそれぞれコンプレックスを持ち、
葛藤しながらも、自分らしくあり続けること、
自分の才能を信じること、

夢を諦めないことを学んでいく。
涙なくして見られない(!?)、おすすめのドラマです(笑)!

そして、“自分らしい生き方”ってなんだろう、
と考えさせられるドラマでした。


皆さんは”自分らしさ”ってどういうことだと思いますか?

自分らしく生きる、ということについて考える時、
私はまさにこれぞ“ヨガ”という生き方なのだなと思うのです。

ヨガは、身体だけでなく、心の扱い方を教えてくれます。

ヨガの練習とは、
自分自身を知り、本来誰しもが持っている
自分の可能性に気づいて、
自分らしい生き方を実現していくプロセスのように思います。

みんな、「身体が硬い」とか「もっと筋肉をつけたい」という風に、
身体のことばかりとても気にしているけれど、
私は、心の強さと柔軟性こそが大切だと感じています。

怒りやネガティブな思考に支配されてしまった状態
だと、私たちは正しい判断が難しくなってしまうことがあります。

原因の全てを誰かのせいにしてみたり、
自分は無能だと絶望してみたり、
悲劇のヒロインになりきって、
自分自身をがんじがらめにしてしまう。


でも、私たちは本当は知っています。
それって実は、とってもエネルギーの無駄遣いだってこと。

様々なストレスや不安、私たちが問題だと
“思っている”ことは外からやってくるのではなく、
自分自身の“マインド”が勝手にジャッジしていること
なのだと気づけば、世界はちょっと違って見えてくるかもしれません。

自分の内にある可能性をもっと信じることができるし、
もっと自由に”自分を生きる”ことができるのではないでしょうか。

人からどう見られているか
過剰に気にする必要もないし、
もちろん、いちいち人と比べる必要なんてない。
自分を否定して、他の誰かみたいになりたい
と思う必要もなくなります。

つまり、ヨガにできることは、練習
(アーサナだけでなく、瞑想や哲学も)を通して、
自分の内側を良いエネルギー、ポジティブな
エネルギーで満たし発展させていくこと。

ネガティブなマインドにエネルギーを使い果たす
のではなく、身体から要らない力を抜いてリラックス
していくのと同じように、
今必要のない考えをどんどん手放して、
今この瞬間の自分の人生に
エネルギーを注ぐことに集中できるようになります。


今の世の中、自分らしい働き方、暮らし方、
表現の仕方をする人が増えてきているように
思うけれど、
もっと個人の意識のレベルで
“自分らしい生き方”を体現できている人は
どれくらいいるでしょうか。

自分を否定しながら生きるのは、もったいない。

身体からのメッセージに耳を傾けて、
呼吸の音を感じて、
自分の心に寄り添って。

自分の人生を100%生きよう。
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