toggle
2018-11-08

おかげさまで



今朝、約10日ぶりにヨガ(アサナ、ポーズ)の練習を再開しました。
ヨガマットの上に立ち、いつもよりかなりゆっくりな太陽礼拝をやってみると、「やっぱり1週間以上やらないとこうなるか…」というぎこちなさでしたが、 何回か続けていくうちに「からだが喜んでいる!」という感覚が実感できました。
そうしたら、自分でも驚いたのですが自然と涙が溢れてきました。

普段の私なら、ヨガをしながら泣くなんてあり得ない!のですが、その時は涙を流したことで、感情が随分解放されたような気がしました。

たったの10日間ですが、 私にとっては毎日当たり前のようにしていたヨガができない、待ってくれている人がいるのにクラスができないということは 情けなくて、すごく心許ない日々でした。


先日は、私の体調不良によりクラスを急に中止にしてしまい、楽しみにしてくださっていた皆さまに大変ご迷惑とご心配をおかけしてしまいました。
本当に申し訳ありませんでした。

自分の体調不良でクラスを中止にしなければいけない事態はヨガインストラクター人生で初めてのことでした。

いつも「お大事に」を言う側なのに、皆さんから心配やお気遣いの言葉をいただいてしまいました。


最初のうちは、重い月経痛だと思っていて、「まあ、無理せずゆっくり過ごしていたらよくなるだろう」とあまり深く考えていなかったのですが、月経の終盤になっても痛みが増していくわ、熱は出るわ、さらには右側のみぞおちの辺りまで痛み出すわで、近くの内科と婦人科を受診しました。

子宮などには異常はないと言われ、胃腸炎か、下手したら盲腸かもとの疑い。

週末には、無縁だと思っていた大学病院の救急外来に駆け込む事態になりました。 その時もはっきりとした症状が分からず、痛み止めを点滴してもらいました。

ところが、、、
2日後に精密検査をしてもらったら、「骨盤内炎症性疾患(PID)」と診断されました。 それに付随して肝臓の方まで菌が感染して起こる炎症があるそうで、右側のみぞおちの痛みは、恐らくそれであろうと。
幸いにもそこまで重度ではなかったようで、抗生剤の服用で様子を見ることになりました。

そこから数日経って、徐々に調子が良くなってきているところです。

何が原因だったのかは、はっきりとは分からないのですが、 この療養期間中に何回も頭をよぎったのは “Holistic(ホリスティック)”という言葉です。

どこか体に不調があると、体のある特定の部位が悪い、という風にみてしまうことが多いのですが、 私たちの健康というものは、もっと全体的に捉える必要があるという考えです。
付け加えると、肉体だけでなく心や精神のあり方を含めた全体を見るべきだということ。

私にちゃんとやさしくしてあげられてたかなぁ?
と振り返ってみたり。

今回のことは、決してネガティブなことばかりではなく、 「自分自身にもっとやさしく」 という内側からのメッセージを受け取れたのだと解釈して これからの過ごし方を考えていきたいなぁと思っています。

そして、何より皆さんのやさしさに本当に心から助けられました。
クラスが中止になってしまったことは残念でなりませんでしたが、自分のことのように心配し、気遣ってくださる心やさしい皆さんに恵まれて、ただただ、ありがたいなぁと感じました。

私は私ひとりで生きているのではなくて
みんなに生かされている。
今回の件を通して、改めて大切なことに気づかされました。

いつも“おかげさまで”生きていることを忘れずに、 これからも元気にムサコヨガを運営していきたいと思います。

皆さまどうか、変わらずお付き合いいただけたら嬉しいです。


※11月3日に開催を予定していた「ハタヨガ 文化の日スペシャルクラス」の内容は、12月に振り替えて開催する予定です。 詳しくはクラススケジュールをご確認ください。
関連記事
Comment





Comment