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2018-03-08

【実践するヨガ哲学vol.8】「タパス」を実践して自分に自信を持とう!




実践するヨガ哲学 “ヤマ”、”二ヤマ” シリーズ第8回目は“タパス(苦行)”です。
>>ヨガの八支則についてはコチラ


ヤマ、二ヤマとは?
1. ヤマ/Yamas 【禁戒】
他人との関わり合いの中で、慎むべき行為のこと。
アヒンサー(非暴力)サティヤ(正直)アスティヤ(不盗)ブラフマチャリヤ(禁欲)アパリグラハ(不貪)

2. 二ヤマ/Niyamas 【勧戒】
自分自身とのより良い関係を構築するため、進んでやるべき自己鍛錬。
シャウチャ(清浄)サントーシャ(知足)タパス(苦行)、スワディヤーヤ(聖典の学習)、イーシュヴァラ・プラニダーナ(神への献身)


タパスと聞いて、
スペイン料理を思い浮かべた方は、
ちょっとそのイメージを隅に置いていただき、
今日はヨガ哲学について考えてみましょう。
(※スペインでは小皿料理を総称して「タパス」と言う)

タパスとは

日本語でしばしば「苦行」と訳されるのですが、
「苦行」というと、
ガリガリになるまで無茶な断食をしたり、
火の海を裸足で歩いたり…(危険!)
肉体的・精神的苦痛を伴う困難を自らに
課すというイメージがあるのではないでしょうか。

さすがに、やりすぎじゃない…?
という感じがしますよね。

お釈迦様も、どれだけ肉体を痛めつけても
悟りを開くことはできないと気づきました。
実際にヨガスートラの中でも、
自分自身を痛めつけるようなことを
勧めているわけではありません。

では、タパスとは一体どういう意味で、
何をすれば良いのでしょうか。

タパスの本来の意味

タパスの本来の意味は
「焼くこと」「熱を作り出すこと」
金を熱して純度を上げていくように、
不純物を燃やして、純度を高め、強くする。

私が参考にしている
『インテグラル・ヨーガ  パタンジャリのヨーガ・スートラ』
という本では、こんな風に解説しています。

肉体面では
断食によって、脂肪や毒素を燃やす。

精神面では、
人から何を言われても、どんな悲劇的な状況に
置かれても、それらの精神的苦痛を受け入れること。

でも、どちらも私には少し無理があるように
感じてしまうのです。

断食は正しく適度に行えば効果があると思うのですが、
やり方を間違えれば危険です。
その人にあった適切な方法で、
知識のある人の指導のもと
行うべきです。

また、精神的苦痛を受け入れるという点についても、
度を越えると、嫌なことを我慢しすぎて、
心に過度な負担を抱えてしまうことになります。
そもそも、人から何を言われても微笑んで
受け入れられるような人は、ある意味、既に
“悟りを開いた人”ですよね(笑)。

というわけで、
現代人にとって、より現実的なタパスを考えてみました。

自分にとってのタパスって何だろう?

目の前のことにベストを尽くす
・自分にとっての“ちょっといつもと違うチャレンジ”をする
・自分がやろうと決めたことを“毎日継続”してみる

内容は人によって違うべきだと思います。
例えば私にとっては、
こんなことが「タパス」になります。

・自分が好きな、楽にできるアーサナ
(ポーズ)だけでなく、苦手なアーサナも練習する。
具体的には、
アドムカ・ヴリクシャアサナやピンチャマユラアサナのようなハンドスタンド、逆転のアーサナを
できてもできなくてもコツコツ練習していく。

ちなみに写真はシールシャアサナ(頭立ちのポーズ)。
私にとってはあまり得意なポーズではなく、 練習から遠ざかっていたのですが、
最近密に練習をするようになり、
徐々に気持ちよく集中できるように
なってきています。

・苦手な早起きを毎日続ける。
休みの日もそうでない日も毎日6:00までには起きる。

皆さんにとってのタパスは
どんなものでしょうか?

無理がありすぎる課題や、
本当は好きではないのに無理をして決めた目標ではなく、
また、誰かが言っていたからではなく、
あくまでも”自分にとって適切な”タパスを
自分自身の心に聞いて設定するべきだと思います。

タパスを実践する意味

何をするのも継続することが苦手な人
にとっては、最初は続けることが困難に
感じると思いますが、続けていくことによって
忍耐力が身につくでしょう。

同じことを継続することはできても
チャレンジが苦手、という方にとっては
最初は恐怖心があるかもしれませんが、
気がつけばあっさりクリアできていた、なんて
こともあるかもしれません。

もし目標が達成できたら、さらに少し上の、
ちょっと手が届きそうで届かない目標を
設定してみるといいかもしれませんね。

タパスに取り組むことで、
現実世界で起こる様々な困難に
正しく向き合うことができ、
問題に対処する力がつくでしょう。

自分に自信が持てるようになり、
自分自身との信頼関係を築くことが
できるようになります。 まさに、「二ヤマ」そのものです。

私たちの心は何歳になっても成長することができます。
ぜひ、自分なりのタパスを決めて、
楽しんで精進していきましょう。

次は4つ目の二ヤマ、「スワディヤーヤ」です。
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