2016-05-17
注目のヨガ映画『永遠のヨギー』 偉大なヨギからのメッセージ
今日は、『永遠のヨギー』という、ある有名なヨガの師の生涯について描いた映画を観て来ました。 「ヨガとは何か」「何のためにヨガをするのか」そんなことを深く考えさせられる、とても良い映画でしたので、皆さまにも少し紹介したいと思います。
「西洋ヨガの父」ヨガナンダ
ビートルズのジョージ・ハリスンや、アップル創設者のスティーブ・ジョブズも強く影響を受けたと言われているその偉大なるヨギ(ヨガをする人)の名前は、パラマハンサ・ヨガナンダ。 西洋にヨガを紹介した第一人者と呼ばれています。 彼は若くして、生まれ育ったインドを離れ、1920年代、第一次世界大戦直後のアメリカに渡り、多くの人々にヨガを伝えました。 今でこそ、アメリカでは日本以上にヨガが流行し、ヨガ人口は2,000万人を超えるとも言われていますが、当時のアメリカは人種差別がまだ根強く残っていて、アジアからやってきた褐色の肌のヨガナンダは、人々から好奇の目で見られていたそうです。当然、ヨガに対する理解もありません。 映画を観て、彼の行動が素晴らしいと思ったことの一つは、アメリカ人たちにヨガを伝える際、彼らの多くが信じているイエス・キリストを讃えたこと。 彼は、たくさんのインドの神様の横にキリストや他の宗教の神様を祀っていたと言います。 ヨガを宗教の一つと捉える方もいらっしゃいますが、宗教という枠を超え、ヨガを普遍的な真理を追究する道として人々に伝えたことに私は感銘を受けました。 物質社会に傾倒していくアメリカ社会で、次第に、ヨガナンダは多くのアメリカ人たちの心を掴んでいくのです。 ちなみに、これは私が中学生の時に買ったCD。 ビートルズのサージェント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band)のアルバムジャケットです。 実は、このジャケット写真に、ヨガナンダが写っているのです!わかりましたか?かなり小さいですが・・・ さらに、映画の中でも出てきますが、彼が若い頃から師と仰いでいたスリ・ユクテスワまでいらっしゃる(上段の一番尾左)・・・ ビートルズとヨガが深い関係にあるのはなんとなく知っていましたが、ヨガナンダのことを少し知った後でこれを見ると、かなりゾクゾクしました(☆_☆)!ヨガナンダが伝えたかったこととは?
映画の中で印象的だったのは、「私たちの外側に幸せはない」ということ。 私たちは物理的なものが世界の全てだと思い、自分の肉体こそが自分そのものだと思い込んでいます。 ヨガを通して、染み付いた行動と思考のパターンを変えていくこと。 本当の真理は自分の内側にあって、そこにこそ幸せがあると気づいている人は、本当の意味で自由で、周りの人にもいい影響を与えることができます。 生きていると、本当にいろんなことがありますよね。決して楽しいことばかりではありません。 どうしたら悩みや苦しみから解放されるのだろう?もっと自由に、幸せになれるんだろう? 皆が心のどこかで感じていること。 その答えは常に自分の内側にある。私はそんなメッセージを受け取りました。 同じ映画を観ても、どんなことを感じるかは人それぞれだと思いますので、興味のある方は、ぜひ一度ご覧になってみてくださいね。そして良かったら感想をシェアしていただけると嬉しいです。 皆さま、今日も素晴らしい一日を。 イシコカナコ関連記事
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