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2016-08-04

【ヨガの基礎知識】なぜ呼吸が大切なの?ヨガの呼吸法の効果がすごい!


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クラスの中でよく、「ヨガでは呼吸が大切」と言われますが、なぜなのでしょうか?

当たり前ですが、私たちはどんな時も常に呼吸していなければ生きていけません。
しかし、呼吸というのは、ほとんどが無意識のうちに行われています。
パソコンに熱中しすぎて、気がつくと息を止めていた、なんて経験はありませんか?

そんな当たり前すぎて普段注目することのない「呼吸」。
ヨガではこの呼吸がなぜとても大切なのか、ご紹介したいと思います。

“プラーナ”とは?

私たちが言うところの「呼吸法」のことを、サンスクリット語で「プラーナーヤーマ(pranayama)」と言います。
日本語では「呼吸法」と訳されることが多いのですが、面白いのは、ヨガの呼吸法は、単に酸素をたくさん肺に取り込み、二酸化炭素を出すという運動ではないということなんです。

「prana/プラーナ」というのは、「生命エネルギー」「生命力」という意味があり、目には見えない、空気よりももっと微細なものを指します。
「ayama/アーヤーマ」というのは、「伸張」「拡大」という意味があり、つまりプラーナーヤーマとは、呼吸を利用して、生命エネルギーの流れに影響を与えること、生命エネルギーを拡張していく試みなんですね。

呼吸は心の状態と密接に関わっている!

ヨガの本来の目的は、心の動きを鎮め、あらゆるものから自由になることだと言われていて、そのために呼吸法は絶大な力を発揮します。
なぜなら、「心の動きを鎮める、心をコントロールする」ためには「呼吸をコントロールする」ことが大切だからです。

呼吸は脳の活動と密接につながっていて、深くゆったりとしたリズミカルな呼吸は、心を落ち着かせ、穏やかで満ち足りた心の状態を作り、逆に浅く速い、不規則な呼吸は、心を苛立たせ、感情的になったり、何をしていても満たされないような心の状態を導いてしまいます。

何かにすごく怒っている時の呼吸はどんな状態でしょうか?
すごく浅く、速い呼吸になっているはずです。
逆に、すごくリラックスしている時の呼吸の様子はどうでしょうか?
いつもより深くゆったりした呼吸になっているのではないでしょうか。

こんな風に私たちの感情・心の状態と呼吸というのは深く関わっているんです。

呼吸の質は寿命に影響する!?

さらに、大昔のヨギたちは、自然界の中で象や亀などの呼吸のペースがゆっくりな動物は寿命が長く、鳥や犬のように呼吸が速い動物は寿命が短いことから、寿命は呼吸のペース、あるいは呼吸の回数に左右されると考えるようになったそうです。

もちろん、どれくらい長く生きるかは、人それぞれ色々な要因によって決まってくると思いますが、浅い不規則な呼吸をずっと続けていたら、肉体的にも精神的にも良いことはなさそうです。
病気になるリスクも高く、寿命を縮めてしまうというのもあながち間違いではなさそうですね。

逆に言うと、穏やかな規則正しい呼吸をするように努めれば、呼吸器系が強化されてより効率よく生命エネルギーを取り込めます。血液の循環や、内臓機能も高まります。神経系を整え、思考や欲望から自由になって心が覚醒した状態になる、なんて書いてある本もあります。

とにかく、正しい呼吸は、人生の質にも影響するくらい、いいことずくめというわけなんです。 pranayama

ヨガの呼吸を日常生活に活かしてみよう!

さあ、いかがでしょうか?
ヨガの呼吸法というのは、私たちの想像を超えて、とってもパワフルで可能性に満ちたツールであるということ、感じていただけたでしょうか?

ヨガのクラスで、ゆったりと穏やかな呼吸のリズムに体を寄り添わせ、ポーズを楽しんでみてください。
同じポーズをしていても、ゆったりと安定した呼吸で行うのと、乱れた呼吸で行うのとでは、練習の質が全く違うものになるはずです。

そして、ぜひ、マットの外の日常生活の中でも、呼吸法を実践してみてください。
これが実は一番効果があると思います。
「あ、私今すごくイライラしている!」と気づいたら、大きく鼻から吸って、深呼吸してみましょう。
ゆったりとした呼吸を数分続ければ、少しずつ気持ちが落ち着いてくるのではないでしょうか。

呼吸の仕方がわからない方は、クラスに参加していただいたときに気軽に聞いてくださいね!
難しく考えず、まずはトライしてみましょう!
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